AIやロボットの介入が進む現代において「今の仕事に将来性はあるのか」と心配する声が高まっています。そんな中、看護師の仕事はAIやロボットに取って代わられるリスクの少ない将来性ある仕事だといえます。
看護師という仕事は、ルーティン作業ではありません。状況に合わせて柔軟な対応が求められるだけでなく、人としての温もりやさしさも必要とされるため、AIやロボットで行うことは難しいのです。超高齢化社会となった社会情勢の影響で、さらに看護師の需要は高まっていくため、看護師という職種は特に将来性がある仕事だといえるでしょう。
看護師は十分将来性のある仕事ではありますが、長く働き続けるうえではスキルアップや勉強などの自己研鑽が欠かせません。医療の知識や技術は日々進化しており、自身もアップデートする必要があるからです。キャリアアップを視野に入れたいのなら、看護に関する資格を取得することを検討した方が良いでしょう。
たとえば、専門看護師や認定看護師といった専門性の高い資格を取得すれば、他の看護師と差別化を図ることができます。ちなみに専門看護師は看護系の大学院で単位を取得することが条件となっており、認定看護師は特定の看護領域で実務経験を積み研修を受ける必要となります。
そのほか、重宝される人材を目指すなら、受験資格に看護師の資格が必要とされる保健師や助産師などの道に転身する方法もあります。保健師や助産師の資格があれば、活躍できる職場の幅はグンと広まるでしょう。保健師は、感染予防や衛生管理の業務に携わる職種であり、地域の人々との繋がりが多い仕事です。助産師は出産に関われる職種であり、医師なしで独立できる珍しい仕事でもあります。